灯油屋さんとお豆腐やさんと酒屋さん

今週のお題「秋の歌」

うちの実家では寒くなると灯油やさんが
やってくる
その時の合図が
「焚き火」という曲だ。

最初に「垣根の垣根の曲がり角〜」
と曲をかけながら一周して
来たことを知らせる

するとみんな家の前に灯油のプラスチック容器を並べて置いておく

灯油やさんは一軒一軒回って
灯油を入れ、
うちの場合は灯油置き場まで運んで置いてくれる

重いのでとても助かる

うちに来る灯油やさんは飼っているオウムを連れてやって来る

うちの子はいつもオウムと遊んで
灯油屋さんも忙しいのに
嬉しそうにオウムと遊ばせてくれていた
オウムがとても大好きなようだった

私の小さい頃は
お豆腐やさんも回って来ていた

お豆腐やさんのラッパが聞こえると
私は母に頼まれボールを持って走る

他にも
お米を持っていくとポン菓子を作ってくれるお菓子屋さんが来たり

イカを売りに来たり

酒屋さんも定期的に来ていた
母はお醤油やビールを頼んでいた

サザエさん三河屋さんと全く同じである

ああいうの全く見なくなってしまった
もう今は灯油やさんだけである

楽しかったのになぁ