またバイクに乗ろう

30才で最初の離婚をした時、
私はバイクの免許を取った。

バイクいいなぁと思いながら、
怖くてずっと迷っていたけど、

せっかく自由になったので、
今だ!と免許を取る事にした。

そうして私は、
普通車の免許の時に恐ろしい目に合った、
車校へ行く事にした。

ところで、なんで車校って、
あんなに意地悪で怖いんだろうか。

かなりビビりながら車校に行くと、
意外にも、バイクの先生達は優しかった。

先生は
「バイクに乗ろうとしてくれるのが嬉しい」
と言っていた。

それなのに
私は、全くうまく乗れず、

バイクをすっ飛ばし、
ついでに自分もすっ飛んで、

先生に危なすぎると心配され、

「免許を取ってもバイクに乗るな」
と言われていた。

よくもまあ、あれだけ転ばして、
車校のバイクは丈夫で感心する。

途中で心が折れて、1ヶ月位、
車校に行くのを拒否した後、
何とか免許をとって、

250ccのビラーゴという小さめのアメリカンバイクを買った。

可愛くて格好いいのに、
これなら足も付くし、砂の上でも起こせる、
素晴らしいバイクである。

それなのに、
あんなにも大変だったのに、
あまり乗れないでいるうちに

再婚し、妊娠して、
しばらく乗れなくなってしまった。

するとバイク屋のおじさんに
「バイクは乗らないと壊れるよ」
と言われ、
バイクは売ってしまった。

あーあ。

結局
アチェンジは自然に出来ないままだし、
バイクを倒せないから、直角にカクカク曲がるし、
スピードも出せない。

格好良く改造したかったのに、
バイク屋のおじさんに、
「改造すると、乗りにくくなるから、
もう少し上手くなってからね」
と言われたまま、改造も出来ずに終わってしまった。

また乗りたいなぁ。

というか、
絶対にまた乗ろう。